抄録
高い酸化物イオン伝導を示すペロブスカイト型酸化物(一般式ABO3)は固体酸化物型燃料電池(SOFC)や酸素センサー材料への応用が期待されている。近年、次世代のイオン伝導体として着目されているBa2In2O5は900℃付近で相転移を起こし、酸化物イオン欠陥が無秩序配列したペロブスカイト構造になることが報告されている。本研究ではInサイトに着目し、平均イオン半径をInに一致させるように種々の3価のカチオンを2元固溶した系の合成を試みたところ、いくつかの組み合わせでブラウンミラライト構造が得られた。これらはガス吸着能を示したので、結晶構造と吸着特性との関係を議論する。