抄録
構造色を示す三次元周期多孔構造シリカの作製を行った。テンプレートとしてヒドロゲルシェル層を有するコア-シェル型高分子微粒子のコロイド結晶膜を用いる。この粒子系では、ヒドロゲルシェル層の働きにより、容易に微粒子配列構造を作製することが可能であり、さらに配列した微粒子間のヒドロゲルシェル層内で反応物質が拡散できる。テトラエトキシシラン(TEOS)等のシリカ源がシェル層内に浸透すると、内部の水と反応してシリカが生成、これが連続体となり微粒子の三次元配列構造を固定化する。シェル層の厚みを変えることで、多孔構造の孔間距離を変化させることも可能であり、異なる発色を示す材料を提供することができる。