抄録
湿式ジェットミル処理したスラリーとボールミル処理したスラリーから鋳込み成形法でアルミナセラミックスを作製し、その特性を検討した。湿式ジェットミル処理したスラリーから作製した試料の成形密度はボールミル処理したスラリーから作製した試料より高い値であった。この結果、低温で緻密な焼成体を得ることができた。また、焼成後の試料の微構造観察から、粒成長が小さいことがわかった。湿式ジェットミル処理したスラリーから作製した試料の3点曲げ強度は約730MPaであった。この値は、ホットプレス法やSPS法を用いた既往の報告に匹敵する値であった。また、ホットプレス法やSPS法では作製できない大型のセラミックスの作製にも成功した。