抄録
「反応場」に超音波やマイクロ波(電磁波)などの外界エネルギーを印加した場合に「非線形な応答」を示すことが知られており、これを協奏増幅現象という。溶液中に超音波を照射することで気泡が発生し、これが圧壊する際に局所的な高温高圧場を形成する。また、マイクロ波は物質によってマイクロ波吸収が異なるため、物質の選択的加熱が可能となる。超音波やマイクロ波は熱的に非平衡な反応場を形成するという特徴以外にも、低コスト・低環境負荷な省エネルギー材料プロセスとして期待されている。本研究では貴金属酸化物(固相)と液相が共存した不均一系に超音波やマイクロ波を照射することで、貴金属ナノ粒子や貴金属を無機酸化物に担持させたナノコンポジットの作製を行った。