日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 2E04
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ジルコニア界面層を導入したアルミナ繊維複合材料の製造と破壊挙動
*井上 貴博李 海鷹鈴木 雅人袖岡 賢
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抄録
ガスタービンなどの内燃機関で使用を目的とし、耐酸化性に優れるアルミナ繊維を一方向配向・焼結した繊維集合構造を有する複合材料を作製した。このとき、繊維表面にジルコニウムの硝酸塩あるいは酢酸塩を被覆し、焼結時にジルコニアの薄い界面層を繊維構造間に形成させた。特に酢酸塩を原料にした複合材料は高い破壊靱性値と非脆性的な破壊挙動を示し、1200℃の高温大気中で100時間曝露後の特性劣化も非常に小さかった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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