日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 2E05
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EPD法による炭化ケイ素長繊維強化型炭化ケイ素基複合材料の作製と機械的性質
*松川 梢今井 雅三吉田 克己矢野 豊彦
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抄録
科学技術の進歩に伴い、より高温高圧下で安全に使用できる構造材料が要求されている。セラミックスは金属材料と比較して耐熱性、耐食性、耐磨耗性等に富んでいるが、脆く、熱的、機械的衝撃に対しても弱いとう欠点がある。本研究では炭化ケイ素マトリックスに、連続した高強度、高弾性の炭化ケイ素長繊維を複合化することで、破壊靭性の向上を目指している。炭化ケイ素は低放射化性に優れているため、高温タービン、宇宙航空産業分野以外に、核融合炉材としての適用も期待されている。 実験方法は、SiCセラミックススラリーをシート状にしたものと、SiC長繊維をカーボンでコーティングしたものを交互に積層させ、ホットプレス焼結し、複合材料を得る。得られた複合材料の密度測定、強度測定を行い、破壊エネルギーの算出を行う。またSEMによる破断面の観察を行い、複合材料の評価を行う。
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©  日本セラミックス協会 2007
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