日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 2P1-09
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放電プラズマ焼結法によるMgOセラミックスの作製
*田中 慶介木練 透安盛 敦雄板谷 清司佐野 聡西尾 圭史
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抄録
ナノサイズのMgO粉末を原料に用いてSPS焼結する事で、高密度セラミックスを低温で得る事が出来た。800℃で作製した試料は波長300~900nmにおいて、透光性を示さなかったが、900℃以上で焼結する事により試料は透光性を示した。800℃で作製した試料の相対密度は96.9%、900℃で作製した試料の相対密度は97.5%であり、高温で焼結する事により高密度化が進む事が分かった。焼結温度の上昇に伴い粒成長が生じている事が確認され、特に800℃から900℃では平均粒径は0.38μmから5.9μmへと急激に増加し、800~900℃の温度域で二次粒成長が開始し、高密度化が進んでいるといえる。
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©  日本セラミックス協会 2007
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