日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第20回秋季シンポジウム
セッションID: 2P1Q07
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導電性ポリアニリン-チタニアハイブリッド複合材料の作製と特性
*韓 淵圭関野 徹楠瀬 尚史
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抄録
ミセル水溶液を用いてチタニアーの表面を一次元で並べる導電性ポリアニリンでハイブリッドを作製した。この材料は最高0.9S/cmの電気導電性を示し、ポリアニリンのコーティング率100~20wt%までは大きな変化を示さなかった。原材料チタニアと電気特性を比較すると20wt%のポリアニリンが被覆されたチタニアが2 X 1010 倍高い伝導性を示した。修飾されたチタニアはポリアニリンの電気特性やチタニアの強度を持っていた。また、チタニアによってポリアニリンの熱安定性が高くなり、光による光活性特性も示していた。コンポジットの光活性効果はP-Nヘテロ接合によってポリアニリンが正孔伝導体として働くと考えられる。材料の特性を調べるためにX線回折、電子顕微鏡、可視―紫外線分光法などを用いて分析を行った。
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©  日本セラミックス協会 2007
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