抄録
酸化チタンは紫外光照射下で優れた光触媒能を示し,金属や半導体をTiO2表面に担持することで再結合を抑制し,触媒活性の向上が可能であると報告されている.本研究では,TiO2表面へSrTiO3を担持させることで,TiO2光触媒の分解能の向上を試みた.調製したサンプルは粉末XRD測定,TEM観察,原子吸光分析,吸収スペクトル測定より評価した.また,光触媒能評価は紫外光照射下でのメチレンブルー(MB)水溶液の退色挙動より行った.その結果,TiO2粒子凝集体上に約20 nmのSrTiO3粒子が生成しており,SrTiO3担持TiO2は出発原料TiO2を上回る触媒活性を示した.