日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 1I18
会議情報

(A0.67Ln0.33)(Mn0.33Ti0.67)O3 (A:Sr or Ca、Ln:希土類)の構造と相転移
*中野 裕美桂谷 涼子小林 美学亀頭 直樹
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
希土類マンガナイトLnMnO3の希土類イオンサイトまたはMnイオンサイトを、電荷やイオン半径の異なるイオンで置換することにより、様々な物質をデザインし、新たな物性の出現が期待できる。今回、希土類サイトをSrまたはCaイオンで、MnサイトをTiイオンで一部置換した酸化物 (A0.67Ln0.33)(Mn0.33Ti0.67)O3 (A= Sr or Ca) の単相を、Ar中で1573Kにて合成することに成功した。Sr系酸化物については、微構造がナノースケールの双晶構造を形成することに注目し、高温TEMにより比較的低い温度で構造相転移を起こすことを見出した。また、CaおよびSr系酸化物の構造とトーレランス因子の関係を整理し、相転移温度との関係を議論した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2007
前の記事 次の記事
feedback
Top