抄録
近年のカ゛スターヒ゛ン等内燃機関の高性能化に伴い、より高い耐熱性が要求されているが、現状では1700℃に耐えるセラミックコーティンク゛は報告されておらず、新たな観点に基づくコーティンク゛膜の開発が必要である。コーティンク゛層は、高PO2勾配に曝される故、超高温かつ高PO2勾配下で安定性と低酸素透過性の両立が必要であり、この環境を模擬して評価する事が重要である。
そこで、超高温・高PO2勾配下において、Al2O3等の典型的なセラミックスを対象に酸素透過性および安定性を評価している。今回は、特に加湿環境の影響に着目した評価結果を報告する。