日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 2F07
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酸窒化ケイ素カルシウムの合成と蛍光特性
*板谷 清司住岡 慎一郎川名 道哉小嶋 芳行Hintzen H. T.幸田 清一郎
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抄録

新規蛍光材料として期待できるCa3Si2N2O4(N/O=0.5)およびCa2Si3N4O2(N/O=2.0)の合成条件をそれぞれ検討した。Ca3Si2N2O4はCaCO3:Si3N4:SiO2=6:1:1のモル比になるように混合し、50MPaで一軸加圧後、100MPaでCIP成形し、窒素雰囲気中、1200-1500℃で2 h焼成を行なった。 その結果、1450℃で加熱すると最も結晶性の良い化合物が得られた。一方、Ca2Si3N4O2は、CaCO3とSi3N4をモル比が2:1となるように混合し、成形後、窒素雰囲気中、1650℃、5h焼成すると得られた。得られたCa3Si2N2O4にEu2+を 付活すると、発光は610nmで観察されることが分かった。

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©  日本セラミックス協会 2007
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