日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 2P095
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水熱合成法によるチタン酸バリウムナノ結晶の合成と評価
*田中 良祐佐野 裕之岩地 直樹武部 博倫桑原 誠
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抄録
チタン酸バリウムナノ結晶(BaTiO3)の水熱合成についての研究を行った。通常の水熱合成では、水酸化バリウムと四塩化チタンを水に溶かして行うが、本研究では水酸化バリウムとチタンイソプロキシドを原料として用いた。70℃で2時間の水熱合成条件で、結晶性が良く、粒径が20~30nmの、ペロブスカイト型BaTiO3ナノ結晶を作製した。通常の水熱合成法によるBaTiO3結晶中には、熱処理後多数のポアが生成することが知られているが、本研究で合成された結晶にはそのようなポアの存在は見られなかった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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