日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 2P106
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ゾル-ゲル法によるダブルペロブスカイトSr2FeMoO6の合成
*大塚 浩太木練 透吉田 宏二清水 大
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抄録
本研究ではダブルペロブスカイトSr2FeMoO6をゾル-ゲル法を用いて一般的な固相法より低温、短時間で合成することを試みた。原料には硝酸ストロンチウムSr(NO3)2と硝酸鉄九水和物Fe(NO3)3・9H2Oと六塩化モリブデンMoCl5を用いて合成した。Fe(NO3)3・9H2OとMoCl5をエタノールに溶解させた溶液に、Sr(NO3)2とクエン酸を溶解した水溶液を加え、酢酸を触媒として加水分解、縮重合反応を行った。得られた粉体を空気中で900℃、5時間仮焼し、次いでH2(5%)+Ar(95%)雰囲気下で 900℃、5時間で焼成することにより、単相のSr2FeMoO6が得られた。ゾル-ゲル法を用いることでSr2FeMoO6を通常の固相法と比較して、低温、短時間で合成できることが明らかとなった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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