日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 1C31
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層状NaRuO2から誘導される新規ナノシートの合成
原 幸宏*杉本 渉高須 芳雄
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抄録
&Alpha-NaFeO2型NaRuO2は0.25nmのRuO2層とNa+が交互に積層した層状構造を有する。NaRuO2と水を反応させることで脱Naと同時にRuが一部酸化されたNaxRuO2・nH2Oが得られる。このNaxRuO2・nH2Oとアルキルアンモニウムと反応させたところ,有機のインターカレーションは認められなかった。一方,NaRuO2を臭素溶液と反応させて得られたNaxRuO2・mH2Oをテトラブチルアンモニウム水溶液と反応させたところ,テトラブチルアンモニウム/RuO2層間化合物が得られた。さらに,この層間化合物を水分散させることで新規なナノシートが得られた。ナノシートは電気化学キャパシタ用電極材料として有望であった。
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©  日本セラミックス協会 2007
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