日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2007年年会講演予稿集
セッションID: 3F20
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フッ化水素酸中におけるリン酸塩ガラスおよびケイ酸塩ガラスの溶解速度
*伊丹 和也根岸 智明松下 和正
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抄録
シリカガラス、ソーダ石灰シリカガラス(板ガラス)、アルミノケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、そしてリン酸塩ガラスをフッ化水素酸中に浸漬させ、その後重量減少を測定し溶解速度を求めた。全ての反応を、ガラス試料表面積の大きな減少を防ぐために、重量減少率をおおよそ10wt%以下の範囲で測定した。全てのHF分率において、ソーダ石灰シリカガラス(板ガラス)、およびアルミノケイ酸塩ガラスの溶解速度はほぼ同等となり、そしてホウケイ酸塩ガラス、シリカガラスの順で溶解速度は減少した。ケイ酸塩ガラスにおいて、溶解速度はTgの増加にともない減少していることが分かった。すなわちTgの高いガラスが、よりフッ化水素酸に耐性を示した。
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©  日本セラミックス協会 2007
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