抄録
セラミックリアクター開発プロジェクトにおいて、2mm径のチューブ型セルを1cm3に集積したキューブ型集積体で、2 W/cm3の高出力密度を得ているが、集積体単位が小さく、kWクラスのモジュールを作製するためには、多くの接続が必要となり、接続ロス、コスト的な観点から厳しい面も有する。そこで、キューブ型集積体を出来る限り大きくするとともに、集電ロスを小さくするため、薄膜電解質の研削や、銀ペーストによる緻密な端子形成、セラミックス部品への三次元的な導電性パス構築技術などを組み合わせ、チューブ型セルを直列接続した集積体を作製した。その詳細を報告する。