日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 1P29
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コランダム酸化物薄膜結晶の原子レベル層状成長制御に関する試み
*蓬莱谷 忠孝西川 博昭楠 正暢本津 茂樹
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抄録
反射高速電子線回折の強度振動(RHEED振動)を利用し、ペロブスカイト型酸化物薄膜の界面平坦性を原子レベルで制御した人工格子作製が盛んに行われている。これに対しコランダム型酸化物にもV2O3やCr2O3、Fe2O3など多様な機能性酸化物があり、原子レベルで界面制御されたコランダム型人工格子を作製することは、新規な機能性酸化物材料の創製に有効である。しかしながら、通常基板として用いられるAl2O3はコランダム型遷移金属酸化物に対して格子不整合が大きく、RHEED振動を伴った層状成長は困難である。そこでバッファ層を検討し、Al2O3(0001)基板上でRHEED振動を伴ったFe2O3及びTi2O3の層状成長を試みた。
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©  日本セラミックス協会 2008
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