抄録
層状構造を持つK<SUB>2</SUB>Ti<SUB>2</SUB>O<SUB>5</SUB>とBaCl<SUB>2</SUB>+Ba(NO<SUB>3</SUB>)<SUB>2</SUB>を出発物質として反応により700℃以上で正方晶BaTiO<SUB>3</SUB>を単一相で合成することができた。生成物はミクロンサイズの立方体であり、反応温度が900-1000℃で最も大きくなり、約5ミクロンであった。それより反応温度が高くなると小さくなる傾向があった。このような正方晶BaTiO<SUB>3</SUB>の低温合成とこれを用いた焼結体の誘電特性について発表する予定である。