日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 2A17
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水熱プロセスによる成長層表面改質したチタン基金属バルクガラスとハイドロキシアパタイトセラミックスのバルク接合
*小野木 伯薫杉山 直大干川 康人赤尾 勝松下 伸広安田 榮一吉村 昌弘朱 勝利秦 鳳香王 新敏井上 明久
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抄録
これまでハイドロキシアパタイト(HA)セラミックスとのバルク同士の接合体が得られなかったTi基金属バルクガラス (Ti40Zr10Cu36Pd14:丸板直径5mm, 高さ2mm)に対し、5mol/LのNaOH水溶液を用い、温度90℃、電流密度0.5mA/cm2、反応時間120分の条件で、水熱電気化学法にて成長層を表面に形成させた。これをリン酸水素カルシウム二水和物と水酸化カルシウム混合粉と共に水熱ホットプレス処理することによって、Ti基金属バルクガラスとHAセラミックスのバルク同士の接合に初めて成功した。水熱電気化学処理条件などプロセスの最適化がなされれば、新規生体材料として期待されるTi基金属バルクガラスへの密着性の良いHAコーティングが得られる可能性が高い。
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©  日本セラミックス協会 2008
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