抄録
CeO2粒子は高温での高い安定性、高硬度、酸素吸蔵能、特異なUV吸収特性を持ち関心が集まっている。また、ナノ粒子は形態、サイズにより特性が大きく変化する。このため形態、サイズの制御により特定の機能の強化、不要な機能の抑制を行うことにより材用の高性能化が期待できる。よって溶液法により、CeO2粒子の形態制御を行った。
Ce(NO3)3とNaHCO3を室温で反応させることにより板状前駆体を生成した。この前駆体を焼成することにより板状CeO2粒子を得た。また、前駆体及び生成した粒子の特性評価を行った。