日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第21回秋季シンポジウム
セッションID: 3F05
会議情報

ナノ-マイクロ複合細孔構造を有する窒化ケイ素多孔体の開発
*阿南 努松岡 剛太田 能生北山 幹人
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
バイオフィルター(好気性・嫌気性細菌コンソーシアムを担持した多孔質セラミックス)用窒化ケイ素多孔体を開発するため、焼結を阻害する添加物を検討したところ、1450℃以上の高温で分解するBaCO3が有効であることが分かった。得られた多孔体の気孔率は40%前後であり、beta-Si3N4針状結晶間の気孔径は1micron前後の大きさであった(ナノ細孔)。この多孔体内に、シート成型法を用いて100Me'のPE網を積層することによって、100micron前後の気孔(マイクロ細孔)を導入したナノ―マイクロ複合細孔構造を得た。マイクロ細孔の導入によって、多孔体強度は200-300MPaから50MPa前後へ著しく低下した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2008
前の記事 次の記事
feedback
Top