抄録
TiO2を多量に含むチタノリン酸塩ガラスは高屈折率であるものの、非常に融点が高いことが知られている。広い組成域において低融点であるZnO-P2O5系ガラスにTiO2を添加することで、高屈折率・低融点ガラスとして期待できる。TiO2を添加したガラスは屈折率が上昇したものの、Ti3+の生成により黒く着色し、広い組成範囲でのガラス形成が困難であった。Raman測定によってTiO2の添加量の増加に伴いガラス中のリン酸ネットワークを切断することが明らかになった。TiO2添加による構造の変化によりガラス形成能が低下することが推定された。