日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 1D30
会議情報

高屈折率モールドプレス用チタノリン酸塩ガラスの開発
*村上 美佳橋本 忠範那須 弘行石原 篤国井 弘毅
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
近年、モールドプレス用ガラスとして、鉛などを含まない低融性、高屈折率の光学ガラスの開発が望まれている。Ti3+イオンを含まない二成分チタノリン酸塩ガラス(TiO2 = 60-74 mol%)は、高屈折率(nd = 1.80-2.00)を示すのでモールドプレス用ガラスとして期待されるが、ガラス転移温度が高く(例えば60TiO2・40P2O5ガラスに対してTg = 652 ℃)低融性化が課題となっている。そこで本研究では、その二成分チタノリン酸塩ガラスへのB2O3、Li2O、ZnO等の添加効果を調べ、ガラス転移温度と屈折率の評価を行った。その結果、高屈折率を維持したままガラス転移温度を低下させることができた。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2008
前の記事 次の記事
feedback
Top