日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2008年年会講演予稿集
セッションID: 3K11
会議情報

ケイ素種を含有するバテライト粒子を用いたポリ乳酸複合材料の作製
*小幡 亜希子堀田 敏生徳田 真吾春日 敏宏太田 義夫脇田 剛誌
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
骨芽細胞の増殖や石灰化に促進効果があると報告のあるシリコンに着目し、当研究室ではシリコン徐放能を有するポリ乳酸複合材料について検討してきた。炭酸カルシウム(バテライト)粉末にシリコンを導入し、ポリ乳酸マトリックス内に分散させることで、バテライトおよびポリ乳酸の分解と共にシリコンとカルシウムを徐放させることに成功した。当複合材料は成形性に優れ、簡便に膜サンプルの作製が可能である。更に、高分子材料を容易に繊維化し不織布の作製が可能であるエレクトロスピニング(ES)法を用いることで、当複合材料のマイクロファイバーマットの作製にも成功した。本研究では、種々の作製方法にて得られたシリコン徐放型バテライト/ポリ乳酸複合材料(SiV-PLLA)について、細胞親和性の評価を含め検討したので報告する。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2008
前の記事 次の記事
feedback
Top