抄録
臭化銀を含有したオルガノシルセスキオキサン-チタニア系ハイブリッド膜をゾルゲル法により作製した。XRD測定およびTEM観察から、作製した膜中には粒径約10nmの臭化銀ナノ結晶粒子が高分散していることがわかった。この臭化銀ナノ粒子は青色レーザー光照射(λ= 405nm)により膜中で光還元され銀ナノ結晶となり、膜の可視域における吸光度が増加する。作製した膜に二光束青色レーザー干渉露光を行い、赤色レーザー光(λ= 632nm)による読み出しを行うことで、回折効率0.03%のホログラムの形成を確認した。