日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 1A31
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新規チタンキレート錯体を用いたチタン酸バリウム/チタン酸ストロンチウムナノ複合粒子の合成
*後藤 隆幸野澤 あいPulpan Petr武井 貴弘和田 智志黒岩 芳弘
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抄録
誘電体にヘテロ界面を導入することで、その界面に構造傾斜領域が生成し、巨大な物性が発現することが人工超格子薄膜などで報告されている。このような構造を持つ複合粒子を作製することにより、高い誘電特性を有する誘電体材料を創成できることが期待できる。そこで、本研究では、ヘテロ界面構造をもつチタン酸バリウム(BaTiO3, BT)とチタン酸ストロンチウム(SrTiO3, ST)の複合粒子を作製することを目的とした。このために、新規にチタンキレート錯体であるジ-i-プロポキシビスアセチルアセトナトチタン( Ti(AcAc)2(i-Pro)2 )を用いて、BTおよびSTのナノ粒子の合成条件を明らかにするとともに、それらの複合化についても検討を行った。
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©  日本セラミックス協会 2009
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