抄録
ローラーマシン成形は生産性の高さから陶磁器の量産に広く利用されている。しかしながらローラーマシンの設定には多くの経験を必要とし、成形条件が製品の品質に与える影響についても経験的に得られた定性的なデータがあるのみである。ローラーマシン設定の定量的なデータを得るためには多くの設定項目を同時に調査する必要が有り膨大な量の実験は実施困難であった。本研究では、この実験量の課題を解決するために実験計画法のローラーマシン成形への適用を試みた。結果、種々の製品特性に与えるローラーマシンの設定項目を有意水準95%で明らかにした。