日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3C07
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SrFeO2における圧力誘起スピン転移
*陰山 洋辻本 吉廣タッセル セドリック北田 敦吉村 一良岡田 卓八木 健彦川上 隆輝須藤 晋吾那須 三郎林 直顕高野 幹夫
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抄録
 SrFeO2に圧力を印加したところ,33GPaにて高スピン状態から中間スピン状態(S = 1)に転移することを見出した .これまでスピン転移,またはスピンクロスオーバーを示す物質は,数多く見出されているが金属イオンは殆どの場合八面体配位である.SrFeO2は四配位においてスピン転移を示す初めての例である.このスピン転移に伴い,反強磁性絶縁体から強磁性金属へと転移する.講演では,高圧下での粉末X線回折,電気抵抗,メスバウアー効果の測定結果と,第一原理計算の理論を紹介する.
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©  日本セラミックス協会 2009
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