日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3G28
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アパタイト表面における細胞への遺伝子導入効率の制御
*矢崎 侑振大矢根 綾子鶴嶋 英夫十河 友伊藤 敦夫山? 淳司
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抄録
細胞内に安全かつ高効率に遺伝子を導入する技術は、再生医療や遺伝子治療を行う上で重要である。本研究では、DNA–フィブロネクチン–アパタイト複合層(DF-Ap層)に、アパタイトの溶解性向上因子である炭酸を添加することによって同層表面における遺伝子導入効率を向上できることを示した。一方、DF-Ap層に溶解性低減因子であるフッ素を添加することによって遺伝子導入効率を低減できることを示した。以上の結果から、DF-Ap層に炭酸、あるいはフッ素を添加することによって、同層表面における遺伝子導入効率を制御できることが明らかになった。
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©  日本セラミックス協会 2009
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