日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3I12
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超塑性を利用したセラミックス発泡体における発泡剤の検討
*山岡 宏林 秀考岸本 昭
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抄録
当研究室では、セラミックスの超塑性を利用して完全焼結後に閉気孔を導入する、超塑性発泡法によって、高強度な発泡体作製を行っている。この超塑性発泡法による発泡体には、発泡剤としてこれまで炭化珪素(α-、β-SiC)が用いられてきたが、本研究では他の物質で発泡剤となり得るものを探るために、セラミックス母体をSiO2添加の3YSZとして、発泡剤に窒化物を用いて発泡体作製を行った。 結果は、AlNあるいはSi3N4を発泡剤に用いたとき、発泡体作製に成功し、その平均気孔率は38.4%(AlN)、30.0%(Si3N4)となった。しかしBNを発泡剤に用いたときは亀裂や破壊で発泡体の作製は出来なかった。
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©  日本セラミックス協会 2009
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