日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2009年年会講演予稿集
セッションID: 3J02
会議情報

ゾル-ゲル法によるバルクシリカゲルおよびガラスの合成
*梶原 浩一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ゾル-ゲル法によってバルクセラミックスを合成する際の大きな課題は、湿潤 ゲルの乾燥に時間を要すること、およびその際に亀裂が生じやすいことである。 亀裂を抑制する方法はいくつか知られているが、それらは実行するのが難しい、 もしくはあまり使いやすいとはいえない、というのが現状である。ゆえに、ゾ ル-ゲル法は、現在、高純度シリカガラスの高速合成が可能な気相合成法や、 純度は劣るものの多様な形状のシリカガラスを比較的安価に製造できる熔融法 に対する優位性が明確でなく、バルクシリカガラスの合成法としては関心が低 い。本講演では、これらの背景を踏まえ、4官能ケイ素アルコキシドをシリカ 源としたバルクシリカゲルおよびシリカガラス合成において、亀裂の発生を抑 え、かつ乾燥時間を短縮するため演者らが考案した手法について概説する。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2009
前の記事 次の記事
feedback
Top