日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2010年年会講演予稿集
セッションID: 1I17
会議情報

窒化物セラミックス用熱分解型バインダーの特性
*安岡 正喜堀田 裕司藤本 信貴西岡 聖司柿沼 紀生中野 幸司野崎 京子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
セラミックスの製造において成形体の保形性を維持するバインダーは不可欠なものであるが、最終製品には不要なため完全除去が望ましい。従来のバインダーが燃焼反応によって除去していたため除去温度が高く、炭素が残留し易かった。そこで、本研究では窒化物セラミックス用のバインダーとして二酸化炭素を利用した熱分解反応によって除去できる脂肪族ポリカーボネートを用いた。その結果、本材料を用いた成形体の強度は従来のバインダーよりも劣るものの、低温で完全に除去が可能であり、焼成体強度は向上することが分かった。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2010
前の記事 次の記事
feedback
Top