日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
2010年年会講演予稿集
セッションID: 1L28
会議情報

ゾルゲル法を用いて作製した金微粒子担持シリカゲル薄膜の表面プラズモン共鳴センサ特性
*中川 知拓郷間 雅樹岸 哲生西尾 圭史安盛 敦雄
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ナノサイズの金微粒子は局在表面プラズモン共鳴(LSPR, Localized Surface Plasmon Resonance)による可視吸収スペクトルを示し、そのスペクトルは金微粒子表面近傍の屈折率に対して著 しく敏感であることが知られている。このため、近年ではバイオ・化学センサデバイスとしての応用が期待され、活発に研究されている。そこで測定方法および 装置が簡便なLSPR化学センサの開発を目指し、そのセンサチップとしてゾルゲル法を用いて金微粒子担持シリカゲル薄膜を作製した。種々の有機溶媒に対してスペクトル変化を測定した結果、溶媒の屈折率に応じて線形的なLSPR吸収波長のシフトを示すことを確認した。
著者関連情報
©  日本セラミックス協会 2010
前の記事 次の記事
feedback
Top