日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
第24回秋季シンポジウム
セッションID: 1P052
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LaMGa3O7(M=Ca,Sr,Ba)における水分解光触媒活性の評価
*青山 豊山森 正人長尾 朋子北畠 拓哉宗像 文男
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抄録
水分解における新規光触媒材料として,メリライト構造を有するLaMGa3O7(M=Ca,Sr,Ba)を作製し,水銀ランプ照射下におけるによる水素生成量,過酸化水素生成量から光触媒活性の評価を行った.水素生成量の序列はLaSrGa3O7> LaCaGa3O7 ≒ LaBaGa3O7となり,過酸化水素生成量はLaSrGa3O7≒LaCaGa3O7≒LaBaGa3O7 となり差異は確認できなかった.LaMGa3O7(M=Ca,Sr,Ba)における光触媒活性の発現はGeO4四面体を有するZn2GeO4と同様にsp混成軌道を伝導帯とし,O2p軌道を価電子帯とした電子構造を形成することにより,水分解に必要なバンド端の電位を満たしたためであると考えられる.
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©  日本セラミックス協会 2011
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