抄録
アモルファスシリカ系水素分離膜の耐熱耐水蒸気性を向上させるためにシリコン原料の変更、中間層であるγーアルミナへのメタルドーピングを行い、高温水蒸気雰囲気におけるガス透過率変化からガス分離特性劣化メカニズムを検討した。分離活性層の緻密化抑制及び中間層の細孔径増加抑制により、対策前と比較して、500℃ Steam/N2=3, 120h後において、H2透過率を5.5倍、H2/N2選択性を3.7倍向上させることに成功した。これらの結果から、水素分離膜全体の耐熱耐水蒸気性を向上させるためには中間層の耐熱耐水蒸気性を向上させることがより重要であることがわかった。