抄録
Rhを活性点とした三元触媒の担体としてリン酸塩が検討されており、中でもRh/AlPO4やRh/YPO4が高い排ガス浄化性能を持つことがわかっている。今回、金属リッチな相を用いることにより塩基性を向上させ、担体からRhへの電子供与性を向上する事で金属Rhとして存在しやすくすることを、Y系について試みた。共沈法により、Y3PO7およびY8P2O17と考えられる物質を合成し、リッチ耐久後に排ガス浄化性能を評価したが、予想に反してRh/YPO4>Yリッチリン酸塩触媒>Rh/Y2O3となった。これは、合成直後にはYリッチリン酸塩の塩基性はRh/YPO4よりも向上していたが、Rh担持・耐久によりその差異が減少した事に加え、表面の状態がYPO4からY2O3に近づいたためであると考えている