抄録
銅精錬時に副産物として猛毒のヒ素が生成しその処理が問題となっている。処理方法として現在結晶質のスコロダイト (FeAsO4・2H2O)を合成し保管する方法が検討されている。しかし長期間保管する場合更に粗大な結晶なら溶ける速度が遅くなり有利であると考え、今回粗大な結晶を合成する方法を検討した。結果として光触媒を加えた溶液に紫外線を当てる合成法において粗大な結晶が得られた。またより短時間で粗大な結晶を得るため従来の酸素吹き込みによる方法と紫外線照射による方法を組み合わせる検討を行ったところ、最終的に最大で60μmの粗大な結晶を得ることに成功した。以上から従来より粗大なスコロダイトを合成する方法を開発した。