抄録
近年、環境意識の高まりから鉛系に匹敵する特性を有する非鉛圧電材料が求められており、一般的に(NaxK1-x)NbO3系材料はx=0.5において比較的高い特性を示すとして注目されている。また、(Na0.5K0.5)NbO3-BaZrO3-(Bi0.5Li0.5)TiO3系材料はモルフォトロピック相境界(MPB)を形成することによって、より高い圧電特性を示すことが知られている。しかし、この系におけるNa/K比の相転移へ及ぼす知見は得られていない。そこで、本研究では(NaxK1-x)NbO3-BaZrO3-(Bi0.5Li0.5)TiO3におけるNa/K比の圧電特性への影響を検証した結果、K/Na=1.0においてKp=51.3、キュリー温度Tc=264℃、ε33T/ε0=2030、d33=342を得た。