抄録
混合アニオン化合物は層状構造を取る場合が少なくない。層状のアニオン化合物は、バンドオフセットを利用するとキャリアを層内に閉じ込めることができ、天然の2DEG構造と見做せる。また、金属伝導性を示す場合には
フェルミ面が2次元的になり、ネスティングが生じやすい。よって、これらの物質系は、超伝導発現には適していると思われる。
本講演では、P型透明半導体LaCuOChの研究から派出したRETMPnO (RE:希土類イオン、TM:遷移金属イオン、Pn:ニクトゲン)の電子物性、および
超伝導について、筆者らの結果を中心に紹介する