抄録
1~15μmの長さのGaONナノファイバーを種結晶として用いることで、最長150μmの長さを有するナノファイバーを750~1000℃の結晶成長温度で作製した。800℃で得られたナノファイバーのカソードルミネッセンスは強い青色発光(2.69eV)と弱いバンド端発光(3.39eV)を示した。1000℃で得られたナノファイバーは3.36eVに強いバンド端発光を示し、青色域の発光強度は減少した。結晶内の欠陥濃度の減少によりバンド端発光強度が向上し、欠陥準位に起因する青色発光強度が低下したと思われる。また、750℃で作製したナノファイバーは浅いドナー準位を持つn型半導体で、UV光照射による永続的光伝導も示した。