抄録
スピン梯子構造を持つSr3Fe2O5では、これまでの研究によって30GPa付近で構造相転移をおこすことがわかっていた。ここで、Sr3Fe2O5はn次元梯子格子An+1MnO2n+1においてn = 2の物質とみなせる。本研究では、n = 1の物質であるA2MO3(A = アルカリ土類金属、 M = 遷移金属)について、構造の圧力依存性を調べた。その結果、A2MO3においてもSr3Fe2O5と同様の構造相転移が起こることが分かった。また構造相転移圧がB1-B2型の構造相転移と同様の元素依存性を示すことがわかった。