抄録
Ba3Si6O12N2およびBa3Si5(O,N)13を母体材料とし、Euで賦活した蛍光体を合成した。Ba3Si6O12N2については、2<Si/Ba<4の組成範囲で安定であるが、このことはBaが欠損してもBa3Si6O12N2の構造が保たれることを意味している。格子定数もほとんど変化がなくX線回折法での評価が難しいため、Siの一部をAlで置換し27Al-MAS NMRを測定して、Baの欠損量を評価した。また、Baの60%程度をSrで置換することが可能で、Sr量が増加するに従い発光波長がred-shiftすることがわかった。また、Ba3Si5(O,N)13については、紫外線で励起した場合は可視光領域に幅広く発光を持ち青白く光るが、青色光で励起すると発光は弱いものの橙色に発光することがわかった。