抄録
量子ドットは新しいタイプの蛍光体として注目され、活発に研究が進められている。バイオ用の蛍光試薬として市販されるようになったが、インビボでのイメージングに用いる場合には、生体内での透過性を確保するために長波長(650nm以上)での発光が必須となる。CdSe系量子ドットは、最も明るく発光する量子ドットとして知られる。今回、このような長波長領域で高い効率で発光するZnSコートCdSe量子ドットを開発した。試薬投入スピードを遅くしてCdSeコアを大きく成長させること、ZnSとCdSの合金のシェルでCdSeをコートすることがポイントであった。