抄録
Li2O-Nb2O5-TiO2固溶体には、超構造を有するM相が存在する。このM相を作製するには、1120℃(10時間以上)焼成を必要とする。この固溶体に希土類を添加して蛍光体の母体としたとき、10時間焼成では超構造が失われ、24時間焼成で超構造が再出現することはすでに報告した。このため、蛍光体の発光強度は10時間焼成よりも24時間焼成の方が2倍程度大きくなり、これ以上焼成時間を延ばしても殆ど変化が無い。そこで、本実験では、発光強度の増大と、より短時間焼成を図るため、焼結助剤を添加して固溶体の作製を行った。この結果、高い発光強度を維持したまま、焼成時間の短縮に成功した。