抄録
ペロブスカイト型酸化物A+B5+O3(A=Na,B=Nb),A2+B4+O3(A=Ca,Sr,Ba;B=Ti,Zr,Sn), A3+B3+O3(A=La;B=Al,Ga,In)にBiを0.2 at.%ドープした酸化物粉末を固相反応法により作製した。NaNbO3およびA=Baの試料以外は紫外線照射により紫外から黄色の発光を示した。合成した蛍光体は発光特性から2つのグループに分けられた。CaTiO3, SrSnO3, CaSnO3, LaAlO3は、非常にブロードな発光スペクトルと残光(りん光)を示したのに対し、そのほかの蛍光体は比較的シャープな発光スペクトルを示し、残光は示さなかった。この結果から、後者のグループの発光はBi3+のsp遷移によるものであり、前者のグループの発光はエキシトン発光であることを提案する。