抄録
炭化ホウ素(B4C)セラミックス接合体の抗折強度に及ぼす接合時間の影響について検討を行った.炭化ホウ素セラミックスをアルミニウム箔にて挟みカーボン治具を用いて固定し,1000 ℃真空中で接合時間2-72 hにて接合を行った.接合時間2 hの試料は母材とほぼ同等の抗折強度が得られた.しかし,16 h,72 hと接合時間が長くなると抗折強度が低下する傾向が見られた.母材とほぼ同等の強度が得られた試料の接合部では主に金属アルミニウムが観察された.一方,強度が低下した72 hの試料の接合部には金属アルミニウムは観察されなかった.接合部に金属アルミニウムを残存させることによって,接合部の残留応力が緩和され,高い接合強度が得られたものと思われる.