抄録
硝酸セリウム(III)水溶液への紫外線照射によりセリアゾルを合成した。硝酸イオンの光酸化作用によりCe3+からCeIVO2ナノ粒子が生成し、その粒径は仕込みの硝酸セリウム濃度で制御できることが分かった。反応後、限外ろ過により未反応塩の除去および水洗を行うことで20~40nmの平均粒径を有する安定な水分散セリアゾルが得られた。水分散セリアゾルのスーパーオキシドアニオンラジカルの消去能を調査したところ、生体由来の酵素であるスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)を凌ぐ単位粒子当たりの活性を示した。