抄録
MgAlB14タイプの結晶合成と物理化学的な性質について研究を行っているが、本研究では固溶体(NaxMg1-x)AlB14結晶の合成をAlセルフフラックス法で合成した。得られた固溶体高アルミニウムホウ化物の結晶形態と大きさを調べて、格子定数と組成比の関係を明らかにした。その結果から、(NaxMg1-x)AlB14結晶は組成比(0.21≤x≤0)の範囲で存在し、その格子定数は、(Na0.06Mg0.94)AlB14ではa=0.584(2)nm, b=0.811(2)nm, c=1.033(3)nmで、(Na0.21Mg0.79)AlB14ではa=0.585(2)nm, b=0.812(3)nm, c=1.034(2)nmの値である。また、これらのビッカース微小硬さは31.1(0.8)~33.4(0.9)GPaで、(Na0.06Mg0.94)AlB14よりも(Na0.21Mg0.79)AlB14の方が硬いことが分かった。更に磁化率測定の結果をMgAlB14タイプと比較して論ずる。