抄録
種々のグレインサイズを有するチタン酸ジルコン酸バリウム(BZT)セラミックスを作製し,リラクサー強誘電体であるBZTセラミックスのサイズ効果について検討した。粒径100nmのBZT(Zr:Ti=2:8)粉末を原料として,2段階焼成法によりセラミックスを作製した.その結果,1.7~20μmの範囲でグレインサイズを制御することができた.また、エアロゾルデポジション法を用いてBZT厚膜の自立膜を作製した。自立膜の熱処理によって,グレインサイズ50~500nmの範囲でグレインサイズを制御することができた.グレインサイズの減少に伴ない誘電率が減少し,相転移がブロード化することがわかった.